私が子どもの頃に比べて、今は乳児から児童まで、子どもが遊べる場所が本当に少なくなりました。とりわけ、京都市の街中の公園は、軒並み「ボール遊び禁止」となっています。法律や条例では、明確にボール遊びを禁止する条文はありません。「他の利用者への危険性」や「近隣への迷惑」が主な理由で、京都市の裁量で禁止にしているのです。事実、他都市には現在でもボール遊びができる公園はありますし、「ボール遊び禁止」になってたが解禁になった公園もあります。

中京区は特に都市部ですから、道路でのボール遊びは出来ませんし、子どもがボール遊びできる場所が本当にありません。ボール遊びは危険と言いますが、本格的な野球の試合なら危ないかもしれませんが、キャッチボールやサッカーボールの蹴り合い、ドッヂボールぐらいであれば、良いのではないでしょうか?何でも危険だから禁止では子どもが育ちません。小さい子どもが近くにいる時は気を付けるように指導するのも、学校や家庭、地域の役割だと私は思います。近隣への迷惑も、ボールが近隣民家に入らないようなネットをつけるなどで一定解決できます。

また、全面的に解禁は難しいかもしれませんが、例えば中学校区に一つは公園をボール遊びができる児童専用公園にする、例えば曜日や時間帯を設定して児童がボール遊びができるようにする、など知恵を出すことも可能です。同時に、学校の校庭ももっと上手に活用できるように工夫の余地があります。

私も地域の少年補導を行っておりますが、最近はボール遊びが上手にできない子どもが本当に増えています。子どもたちの成長のためにも、公園のルールの見直しに取り組んで参ります。