既に、報道などが先行しておりましたが、本日、村山本人が記者会見を開き、市長選挙出馬とそれに伴う京都党離党(及び代表辞任)を表明しました。
京都党は、5議席から4議席となり、統一地方選挙で獲得した交渉会派を手放すこととなります。ご支援頂きました全ての皆様にお詫び申し上げます。
また、村山が抜けて、京都党は大丈夫なのかというお声もございます。結党以来9年間、村山が党を引っ張ってきましたので、そう思われるのも当然かもしれません。
先ず、京都党は今後もスタンスの変更はございません。村山市長が誕生した場合でも、与党でも野党でもありませんし、市民のためになる政策には賛同し、そうでないものには反対します。これは一切かわりません。
そして、村山もそうあり続けると信じています。つまり、議会からの提案があれば、「どの党が言った」「誰が言った」ではなく、市民のためになるのであれば、それを受け入れた市政運営を行うということです。
新聞をはじめ、マスコミすらも平気で与党、野党と記事にしますが、私たちは地方自治で求められている二元代表制(首長と議会は対等で、与党・野党という考え方はない)を追求して参りました。
それが故に、京都党の代表としての市長選立候補という選択はできませんでした。
次に、村山が抜けて大丈夫か。これは正直わかりません。しかし、京都党の議員4名は、ぞれぞれが市民から負託を受けた市民の代表であります。村山がいなくてもやることは変わりません。
また、外から見ると、京都党は村山が何もかも考えて、何もかも決めているように映っていたかもしれません。しかし、実際は、村山の意見が通らないことは日常茶飯事ですし、すべての議員で知恵を出し合って党運営も議会運営もして参りました。これも今までと変わりません。私たち議員4人が一丸となって、これまで以上の成果が出せるように全力で頑張って参ります。
1議席を減らし、交渉会派を手放すことは、京都党にとって苦渋の決断であります。しかし、今の京都は早急に首長が大きな改革をしなければいけないほど、疲弊しています。財政は政令市ワースト1位。20代・30代の若者の流出が止まらず、出生率も全国最低レベル。産業連関がうまくいっておらず、地元でお金がまわらない経済構造。様々な課題が危険水域に達しています。京都のためには、シガラミなしに改革を断行できる首長が必要です。
市役所出身の候補者を、各党相乗りで財界や様々な団体と一枚岩で応援し、共産党候補と戦うという構図は終わりにしなければいけません。選挙を通じて、各党、団体とシガラミができ、改革しようにもできない首長が誕生します。全国見渡してもそうです。完全無所属で、あらゆる団体の支援を受けずに当選した首長は、漏れなく改革を進めています。
私も、一議員として、一市民として、村山を応援して参りますが、私自身が、そして京都党自身がシガラミにならないことをお約束したいと思います。皆様も一市民としてのご支援の輪を広げて下さい。
ご理解を賜り、ご支援をお願いできますと幸いです。