本日、決算を審議する9月市会の最終本会議でした。一般会計への討論は、会派を代表して中野副団長が登壇しました。
財政部分は、私が担当して文面を作成しました。

 黒字決算で好調に見えますが、一部の指標で黄色信号が点灯しており、財政危機は過去のことと気を緩めないように敢えて継承を鳴らしてます。

 以下、その箇所の討論です。

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 令和6年度一般会計決算の収支は58億円の黒字で、令和4年度以降3年連続の黒字決算となりました。また、計画通りの過去負債の返済が行われており、その残高は約400億円にまで減少致しました。

 毎年、特別の財源対策により赤字の穴埋めを行っていた数年前に比べると、見違えるほど健全な財政状況と言えます。
しかし、財政危機は過去のことといって決して気を緩めぬよう、敢えて2つの指標で警鐘を鳴らしておきます。

 1つ目は、実質単年度収支です。

 実質単年度収支は、決算の収支から繰越金の増減と基金の増減を加味したもので、その年度の収支の実態を正確に表す指標とされます。

 この実質単年度収支ですが、速報値で、令和6年度決算では83億円の赤字と大きくマイナスとなっています。令和4年度は69億円の黒字であったものが、令和5年度に11億円の赤字となり、更に赤字幅を拡大した格好です。これは、これまでから指摘している通り、財政調整基金の取り崩しに頼った予算編成をしていることが主な要因です。

 2つ目は、経常収支比率です。

 経常収支比率は、財政構造の弾力性を示す指標です。経常収支比率が100%を超えると、地方税や地方交付税などの経常的な一般財源で、人件費・扶助費・公債費などの経常経費が賄えていない状態を意味します。

 こちらも速報値ですが、本市の令和6年度決算での経常収支比率は100,4%と100%を超えています。この状況が続けば、早晩、赤字に転落致します。

 税収が増収傾向にある中、これらの課題は一時的には改善される可能性はあります。しかし、景気次第では再び厳しい財政状況に陥るリスクを孕んでいることを改めて指摘するとともに、絶え間ない行財政改革により財政構造の是正を行っていただくよう強く求めます。