昨日の代表質問の答弁を受けて、改めて門川市政の課題が浮き彫りになりました。

 

私は、門川市政が長年に渡って財政再建ができないこととコロナ対策に独自施策(する予算をつけること)ができないことは、基本的に全く同じ構図だと考えています。つまりは、歳出に優先順位をつけた「選択と集中」「取捨選択」ができないということです。

 

京都党は財政規律派なのに、コロナ対策では積極財政だと思われている方もいるかもしれません。これは簡単なことで、「コロナ対策>財政規律>見直しを求めている事業」という優先順位だからです。

 

この間、コロナ対策で、3月補正(2月追加補正)、4月補正、5月補正と3回の補正予算が計上され、多くの支援策が打ち出されてきました。しかし、その財源は、ほぼ全てが国からコロナ対策で分配されたお金です。京都市が自ら生み出したのは、中止になったイベントなどの予算の見直し分の4500万円だけというのが現状です。結局、コロナ禍前にたてられた既定予算の見直しが全くと言って行われていないということです。

代表質問でも、市独自の財源で独自の支援策を考えて欲しいと言う質問に対して、「国に更なる支援を求める」という答弁だったことが象徴的です。

 

来週には、5月補正予算で追加の予算が提案されるようですので、ここでようやく市独自の財源を持ち出すと思われますが、これがどの程度の規模なのかが一つの注目点です。