門川市長が市営地下鉄の延伸を公約に入れたようです。
写真の資料をご覧頂きたいのですが、地下鉄の累積資金不足が解消されるのは2060年頃です。最大値が2041年。
累積資金不足とは、不良債務と言われるものですが、簡単に言うと資金繰りがまわらないので、銀行から一時借入する借金です。地方自治体だから借りることができてますが、民間企業なら資金繰りがまわらず倒産している状態が、この先40年も続くということです。
確かに、ここ数年、門川市長を始め交通局の尽力と観光客の増加で単年度の収支は黒字になりましたが、決して財務状況が良い訳ではないのです。
この状況で、地下鉄の延伸に多額の投資をすることは、あってはなりません。今の京都市内で、新たにつくる路線でドル箱路線になることはまず考えられません。
だからこそ、LRTやBRT、地下シャトルなど、地下鉄と比較してコストが大幅に安い交通機関が検討や提案されているのです。
全くもって何を考えているのか理解できません。