私は、全ての子どもに公平な教育機会と教育環境を提供することを、とても重要視しています。現代社会は、否が応でも厳しい競争環境の中で生きていかないといけない資本主義社会ですから、教育の公平性は絶対に担保されないといけません。

①義務教育の学校間格差の解消を!

京都市の一部の小中一貫モデル校とそれ以外の一般校は明らかにハード・ソフトともに投入されている資源に差があります。
住んでいる場所によって、義務教育に差が出ることはあってはいけません。モデル校は全学校に横展開するためのもの。順番にモデル校をつくり、それ以外の一般校を取り残すのは本末転倒です。

②保育園でも幼稚園でも同じ幼児教育を!

親の就労の有無や就労形態によって、保育園に通う子供と幼稚園に通う子供がいます。共働きがここまで進んだ社会で、保育園と幼稚園で区別する必要性はありません。
省庁や局の管轄の違いも親の就労状況も子供には関係ありません。保育園でも幼稚園でも質の高い幼児教育が公平に受けられなければなりません。

③GIGA端末を上手に活用し塾要らずの公教育を!

受験のための塾はともかく、公教育の補完としての通塾は、親の経済状況により差がでます。塾が補完することを当たり前と捉えず、公教育だけで完結して学力の担保がされるべきです。
GIGA端末の活用によっては、生徒一人一人が理解度に合わせて学び直しや先取り学習が可能です。GIGA端末の活用を念頭に、塾要らずの公教育の再設計をしていくことが求められます。