選挙がありましたので、よく誤解されていますが、本日までが市議の任期となります。2期目が満了で、明日から3期目となります。
私にとって、2期目は激動の4年間でした。党内では幹事長となり、議員団でも、他会派や役所の窓口となり議会運営をとりまとめていく代表幹事のお役を4年間勤めました。
再選早々に、市長選挙に向けて走り、市長選挙が終わるとほぼ同時にコロナ禍に突入しました。市会でも、機動的に補正予算を組むために、例年では開催しない時期に何度も臨時の議会が行われました。
そして、市長選の半年後に「財政破綻の危機」が表に出て、全国ニュースになり、コロナ対策と財政問題の議論に奔走しました。コロナ禍が落ち着いてくると、私が「京都市は全国で最も人口減少した街」と代表質問で取り上げたこともきっかけの1つとなって、財政問題と人口減少問題の2つが、議会でも議論の大きな柱になりました。
財政危機も人口減少問題も、京都党が結党宣言の時から警鐘を鳴らしていたもので、先見の明があったことは自負しますが、わかっていながら止められなかった無力感を強く感じる結果になりました。
維新市議団と連携から統一会派を組む中で、議員報酬削減の議論を進め、15%カットまで前進させることができたことは、大変大きな自信にもなりました。
議案にも反対するだけでなく、対案を出すことに重きを置き、「敬老乗車証の改正」や「財政規律条例」では、修正案を提案しました。京都党単独では、人数的に修正案が出せないことも、維新との統一会派を組んだ理由の1つです。
他にも、「現行の京都市基本計画(みやこプラン)」をはじめ、「京都市立芸大の京都駅前への移転」「学童保育の利用料の値上げ」「聚楽保育所の廃止」「職員給与の引上げ」などの各議案には、強く反対の論陣を張りました。
予算も、コロナ禍で早急に予算を通すことを優先した前半2年間は賛成しましたが、後半2年間は、財政健全化の道筋が不明瞭なままであることや、本当の意味での改革はほどほどに、値上げなどの市民負担中心の行財政改革の在り方に賛同できずに反対をしました。
維新との統一会派のことを含め、多くの賛否の声をいただいておりますが、私の中では、市民のことを第一に滅私奉公してきたつもりです。
そして、明日から、3期目となります。
既に報道されている通り、維新との統一会派に、国民民主党も加わることになりました。市会では18名の議員で共産党を抜いて第2会派となります。
先述の通り、「わかっていても止められなかった」ことを反省し、少なくとも今の京都の危機的な状況を脱するまでは、政策の方向性が一致できる党とは協力をするというのが現在の基本方針です。
京都党としては、従来通り、「是々非々」「京都第一主義」「サイレントマジョリティの代表」のスタンスです。よく、統一会派で京都党がブレるとのお声をいただきますが、京都党自体のスタンスは変わりません。
会派内で京都党の意見が通らないことは当然あるでしょう。それは、これまで、議会で意見が通らなかったこととあまり変わりありません。人数が少数なので、それは仕方のないことです。しかし、京都党としての主張や政策提言のスタンスは、変わらないことはお約束致します。
引き続き、滅私奉公を大事に、全力で取り組んで参ります。
※写真は初当選の際に議席の写真です。改めて初心に戻ることを込めて。