昨日、本会議が開催され、長かった予算議会が終わりました。

終始、コロナに翻弄された議会でした。行政のコロナ対応が、議会対応により遅れないよう、審議時間の短縮や一部審議日程の変更も行いました。また、通常の2月の補正予算でもコロナ対策予算を計上したのに加え、臨時で3月も追加の補正予算を組み、コロナ対策の予算を計上しました。

財政調整基金という自治体の貯金は、本来こういうコロナ対策のような時に通常の財源とは別に使うために貯めとかないといけないのですが、京都市は、日々の資金繰りに使ってしまい、コロナ対策する前に、枯渇してゼロ円。4月以降も、追加で経済対策などしていかなければいけないのに財源がありません。

もちろん、現実的には別の方法で財源確保して、コロナ対策には支出していくことになりますが、次世代の負担となってしまいます。

一方で良い兆しもあります。アクセラレーターと言われるスタートアップ(起業)を支援する専門組織が京都に拠点をつくり集積し始め、新しい産業が芽生える機運が高まっています。元々、京都大学をはじめ大学が集積してますので、研究機関や優秀な人材が多くいますので、京都は有利な条件が揃っています。京都市も積極的に後押しすべく、予算もつけ、またスタートアップに関わる人材のビザの緩和などの規制緩和を行うことを決めています。私からも国家戦略特区など活用をして更なる規制緩和を模索するよう要望しました。

また、「7119」も始まります。以前から京都党も提案し続けてきた施策です。「119」で救急車を呼ぶ前に、医師や看護師に電話で相談できる「7119」。救急車を呼ぶべきか、今から自分で病院に行くべきか、明日になってから自分で病院に行けば良いか等の緊急性の判断や、医療機関の紹介、応急手当の方法等が聞けます。不要不急の救急出動を減らすことで、緊急を要する方の命が繋がります。また、逆に救急車を呼ぶことに躊躇いのある方も、「7119」で救急車を呼ぶようにアドバイスを受けたら、安心して救急車を呼ぶことができます。

コロナの一刻も早い収束を祈りつつ、引き続き、対応して参ります。