本日、令和4年度の予算を審議する2月市会が開会しました。2月市会という名前ですが、3月下旬までの長丁場です。

子ども若者はぐくみ局の局長が贈収賄容疑で逮捕されたことを受けて市長が謝罪をし、また、政務活動費の不正支出の疑義がある豊田恵美議員の問責決議が可決され、冒頭から異例な本会議となりました。

令和4年度予算は、京都市の財政破綻危機を回避するための行財政改革計画が本格的に予算に反映されるはじめての予算です。

報道に出ている以外の部分で、健全な行財政改革も行われておりますが、今回は市民の皆様に負担をお願いするものも多く、しっかりと審議しなければならない議案が多数あります。

具体的には、各施設の入場料などの手数料の値上げ、空き家に対する新税、保育園への補助金の見直し、市バス・地下鉄の運賃値上げ(改定時期は数年先)などが代表的なものです。
敢えて、再度書きますが、これまでに比べると格段に健全な行財政改革も行われています。

ただ、職員人件費カットを早々に切り上げたことや、今回も芸大整備をはじめ工事金額の値上げの議案があること、子育て世代を直撃する見直しが多く改革の優先順位に疑問があること等、課題も多く感じます。

さらに、将来の収支に対する見通しが歳入・歳出ともに甘すぎるため、10年経っても財政危機が克服できているかかなり不安が残ります。門川市長は「財政危機克服の見通しが立った」などと発言しているようですが、そんな状況にあるとは到底思えません。

3月1日には、京都党を代表して代表質疑にも登壇する予定です。しっかり議論をして参ります。