私が京都市会議員に当選して2期8年間の間で、市長が議会の議決に掛けた議案・予算案で否決されたのはたった1件しかありません。

この1件は、脱税が発覚した企業への工事発注契約を否決したものです。それ以外は、全て可決してきました。

これは、門川市長を擁立した自民・公明・民主(国民・立憲)が全ての議案に必ず賛成するからです。

国会の仕組みに慣れた方からするとわかりにくいかもしれませんが、国会は最大議席を持つ会派(党)から総理大臣を選ぶので、与党と野党が存在します。

しかし、地方議会は、首長は直接選挙で選ばれますので、本来、与党も野党もありません。この辺は新聞などのマスコミも誤った報道をしています。

議会は、首長と対等な関係で是々非々でチェックし対案を出すことが本来の役割です。

しかし、京都市では、所謂「市長与党」が与党として全ての議案・予算案に賛成することで、事実上、議会の機能を放棄しているのです。

門川市長からすれば、議会ではうるさく言われるけど、最終的には絶対に可決すると確信をもって議会に挑んでおり、これが、財政破綻寸前に至るような予算案を出し続けてきた根本原因だと考えています。

是々非々のスタンスで議決に挑むことが大切だと、京都党が長らく訴えてきた理由はここにあります。

議案通過率99・9%で議会は機能しているのか。

私は機能不全に陥っていると思います。所謂「市長与党」が過半数を割り、京都の為にならない議案・予算案が出てきたら、否決されかもしれないという緊張感を市長や行政側に持たせることが、京都を変えるための、大きな大きな第一歩となります。

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4/2(日)19:00~ ハートンホテル京都
是非お越し下さい!