京都市は、20代・30代の若者の流出が止まりません。グラフの通り、0~4歳もすごい勢いで流出しており、子育てをしている若者世代が出ていっていることがわかります。転出先は、京都府下の南部地域と滋賀県が増え続けています。

転出の原因は、住宅価格の高騰と子育て政策の遅れと推測されます。
「子育て環境日本一」と門川市長がいつも自慢げに言ってることと現実のギャップが一目瞭然です。

子どもや若者向けの政策を訴えると、高齢者の市民から怒られることがあります。
「子どもをあまやかせすぎ」「自分たちの小さい頃はもっと大変だった」「高齢者向けの政策をもっと優先すべきだ」という声です。

しかし、私は、決して、高齢者を蔑ろにして、子どもや若者向けの政策を訴えているわけではないのです。

子育て世代を始め現役世代は、働いて納税をしてくれる世代です。
彼ら彼女らの納税により、福祉にも文化振興にも環境政策にもお金をまわせるのです。

現役世代が出て行ってしまって、納税者が減り、財源がなくなったら、福祉も削らざるを得ないという議論になります。結果的に高齢者に不利益が生まれます。

福祉にしろ、他の行政サービスにしろ、納税者があってのことであり、納税者を増やす政策は、決して高齢者を蔑ろにしているわけではないことを、是非知っていただきたと思います。