介護に関わる大幅な制度変更である新総合事業(介護予防・日常生活支援総合事業)のパブリックコメントが本日より始まりました。京都市で介護のサービスを受けられている方、これから受ける予定の方、そのご家族の方、事業者の方、関わる全ての方から幅広く意見を寄せて頂きたいと思っております。

{京都市における介護予防・日常生活支援総合事業の実施内容(案)に関する市民意見募集}
http://www.city.kyoto.lg.jp/templates/pubcomment/hokenfukushi/0000202102.html

国の介護保険制度が財政的に持たないこともあり、要支援2以下の方に対するサービスが、国の介護保険の枠内から市町村に移管されることとなりました。現行相当のサービス、基準を緩和したサービス、ボランティアによる支え合いのサービスなどに分かれ、専門職以外のサービス提供が認められるなどの大きな変化があります。事業者にとっても報酬が下がるケースが多々出てきます。

しかし、介護保険制度が財政的にもたない中で、自治体で持続可能な制度をつくり上げなければなりません。自治体ごとに裁量があることで、現行より便利になる部分や利用者負担が安くなる側面もあります。一方、財源の問題で、現行より質が下ったり、不便になる部分もございます。いずれにしても、今後の介護において極めて大きな影響があります。

29年4月からのサービス開始ということを考えると、市民の皆様から幅広く意見を聞くのはこれが最後になるかと思います。是非、現場の声やサービスを受けている方の生の声を届けて下さい。